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浜松リハビリテーションセミナー開催実績

2011年

第32回浜松リハビリテーションセミナー

循環器のリハビリテーション-リスク管理を中心にして-

日時2011年6月28日(火曜日)18時30分~20時00分
会場アクトシティ浜松コングレスセンター5階会議室
講師牧田 茂 先生(埼玉医科大学国際医療センター心臓リハビリテーション科 教授) 
内容循環器疾患におけるリハビリテーション(リハ)は急性期から慢性期を通じて
リスク管理が重要となる。近年高齢心疾患患者が増加しており、
脳血管疾患や骨関節疾患等を合併している心不全に対するリハの介入が増えている。
さらに高齢の大血管疾患や弁膜症に対する手術も増加している。
このような症例に対するリハについて、われわれの経験を述べたい。
さらに、循環器領域のリハは動脈硬化性疾患の再発予防や予後改善を目的に
していることから、運動負荷試験ならびに運動処方と患者指導についても言及したい。
循環器のリハは、理学療法士のみならず作業療法士や言語聴覚士はもとより、
看護師や臨床検査技師等を含めた包括的リハの実践が重要である。

第33回浜松リハビリテーションセミナー

東日本大震災による被害状況と復興支援について

日時2011年9月8日(木曜日)18時30分~20時00分
会場アクトシティ浜松コングレスセンター4階会議室
講師佐々木 薫 様(社会福祉法人 仙台市社会事業協会 理事)
          (仙台楽生園ユニットケア施設群 総括施設長)
内容3月11日の東日本大震災から、5ヶ月が経過しました。
想像を絶する大津波の来襲により、8月8日現在、死者が約1万5千7百人、
行方不明者が約4千8百人、犠牲者は2万5百人を越える大惨事になりました。
とくに宮城県の被害が甚大で、死者が約9千4百人で全体の約6割を占め、
行方不明者が約2千4百人にも上るなど全体の半分以上を占めています。
被災した高齢者・障害者・児童施設も数多くあり、行き場を失った方や
避難先で亡くなる高齢者、避難所や仮設住宅に馴染めない障害者・認知症の
人も沢山おります。さらには、在宅サービスを利用して生活していた方も、
自宅を流失したり事業所が被災したりして十分なサービスを受けられず
生活に困窮している状態です。
物資やライフラインは大分回復してきましたが、瓦礫の撤去や上下水道が
まだ復旧していない所があり、常に衛生面や感染症の心配が付き纏います。
医療・福祉関係者も、使命感に燃えながら無我夢中でケアや被災者支援等に
邁進してきましたが、被災者でもある職員自身が疲弊してきているのも現状です。
この未曾有の大災害の復旧、復興には、相当数の時間がかかることが予想され、
中長期的な視点でのバックアップが必要です。様々な関係機関・福祉団体が
一致協力して、オール・ジャパンで支援することが
何より大切と考えております。また、日本全体が地震国ですので、この講演会が
防災や災害対策の一助になれば幸いです。

【中止】第34回浜松リハビリテーションセミナー

下記のセミナーは講師のご都合により中止となりました。
大変申し訳ございません。

リハビリテーションスタッフのための認知症講座

日時2011年10月12日(水曜日)18時30分~
会場アクトシティ浜松コングレスセンター5階会議室
講師高橋 智 先生(岩手医科大学神経内科・老年科 准教授)
内容高齢者の増加、社会の高度情報化・核家族化に伴い、認知症患者は激増し、
2035年には、現在の2.2倍の約445万人に達すると推定されている。
認知症の症状は、それぞれの機能を担っていた脳の部位が傷害されたために
起こる中核症状と、患者に保たれている脳機能が不適切に活動することによって
出現する周辺症状に分かれる。エピソード記憶は初期から障害されるが、
早期には意味記憶は保たれ、手続き記憶は後期まで保たれる。
患者の不安な思いを共有し、言語機能は衰退している一方で、
相手の表情や口調、動作、その場の雰囲気など、言語以外の情報に対する
感受性が増強していることを念頭にリハビリテーションを行うことが重要である。

第34回浜松リハビリテーションセミナー

入院から在宅へ継続していく摂食・嚥下リハビリテーション

日時2011年12月8日(木曜日)18時30分~20時00分
会場アクトシティ浜松コングレスセンター5階会議室
講師摂食・嚥下障害認定看護師
藤森 まり子 様(聖隷三方原病院 専門・認定看護室 課長)
鮫島 菜緒 様(浜松市リハビリテーション病院 外来)
内容摂食・嚥下リハビリテーションは、常に誤嚥性肺炎や低栄養などの
リスクと隣り合わせです。そのため、様々な職種でチームを作り、
全身状態を管理しながら摂食・嚥下訓練や指導を行うことが効果的です。
入院中の訓練は、退院後の生活でも継続する必要があることが多いの
ですが、指導に当っては対象患者の日々の生活に合わせて細やかに
配慮しなければ継続されないこともあります。
講演では、入院患者さんの退院までの援助とその後の在宅生活の支援を、
チームを代表して病院看護と訪問看護のそれぞれの立場から
お話ししたいと思います。