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浜松リハビリテーションセミナー開催実績

2010年

第28回浜松リハビリテーションセミナー

通所でのリハビリテーション、訪問によるリハビリテーション その役割分担と連携について考える

日時2010年6月28日(月曜日)18時30分~20時00分
会場アクトシティ浜松コングレスセンター5階会議室
講師聖隷リハビリプラザIN高丘 理学療法士 柴本千晶 様
訪問看護ステーション高丘 理学療法士 田代安理 様
内容2006年度の診療報酬、介護報酬同時改定で、
医療・介護によるリハビリテーションの役割が分担された。
その後4年を経て、介護保険によるリハビリテーションに関するサービスは多様化し、
ご利用者がサービスを選ぶ時代に近づいている。
そんな中、本来ご利用者にとって必要なリハビリテーションとは何か、
「障がいの理解・援助」を専門とするリハスタッフの役割について
整理する必要性を感じている。
今回は、聖隷リハビリプラザIN高丘、訪問看護ステーション高丘での活動を紹介し、
通所によるリハビリテーション、訪問によるリハビリテーションのそれぞれが持つ役割、
特性についてまとめ、それらの役割分担と連携について、演者の経験から私見を述べる。

第29回浜松リハビリテーションセミナー

福祉・ケアとは何か~利用者と提供者の関係性から考える~

日時2010年9月6日(月曜日)18時30分~20時00分
会場アクトシティ浜松コングレスセンター5階会議室
講師田島誠一様(日本老人福祉財団理事長)
内容介護保険創設を境に、福祉やケアの仕組みの変容がだれの目にも見えてくるようになった。
福祉やケア(さらに近接する対人サービスである医療も含め)を時間軸で見ると、
90年代から、すでに福祉やケア、そして医療の変化をみることができる。
保育士からはじまり、福祉と医療の現場を40年近く歩んできたが、
制度に目を奪われていては、福祉も医療も本質を見失うことを痛感している。
利用者と提供側との関係性をカギに、福祉やケア、そして医療について、
サービスとは何か、 関係性とは何か、「尊厳」「共生」などについて共に考えてみたい。

第30回浜松リハビリテーションセミナー

病院および地域における転倒・骨折予防の取り組み

日時2010年10月27日(水曜日)18時30分~
会場アクトシティ浜松コングレスセンター5階会議室
講師山本智章先生(新潟リハビリテーション病院病院長)
内容高齢者の転倒は頻度が高く、転倒によって骨折の発生や活動性の低下、
さらに健康状態に対する悪影響をもたらすことから、医療や介護の現場、
地域高齢者の健康増進の視点においてその予防は急務である。
転倒発生のメカニズムについて医学的な分析が報告され、
下肢の筋力低下や歩行障害のみならず、
認知症や薬剤服用など多因子が転倒に関与しており、
転倒予防対策には多様なアプローチが必要である。
本講演では私たちの病院で関与してきた転倒予防についての活動内容として
①病院における転倒予防外来
②施設における転倒予防の取り組み
③地域での転倒予防教室の実際と工夫
④転倒についての最近のトピックス
を紹介する。

第31回浜松リハビリテーションセミナー

認知症患者とのコミュニケーションのポイント-認知症介護の最前線-

日時2010年12月13日(月曜日)18時30分~20時00分
会場アクトシティ浜松コングレスセンター5階会議室
講師中村裕子先生(聖隷クリストファー大学社会福祉学部教授)
内容認知症患者とのコミュニケーションは、リハビリテーションの臨床現場のみならず
介護の現場においても未だ対応に工夫を要する課題といえる。
今回の報告では、演者が米国UCLAベンソン教授のもとで学んだ行動神経学に基づく
認知症患者の思考行動障害に対する考え方を紹介する。
と同時に20余年の介護現場での知見を踏まえ、
具体的な対応方法とその根拠について説明を試みる。
世界中で認知症患者への対応法や理論が展開されているが、
今回紹介する考え方と対応の仕方(介護実践のポイント)は、
20世紀の脳科学の総括ともいわれる枠組みで、
多くの認知症介護の基本とされる体系である。
ボストン学派の一員として本講義が少しでも認知症の方々との
コミュニケーションや介護実践に役立てばと考える。