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治療方法について

作業療法

作業療法

作業療法部門は現在、36名の作業療法士が勤務しています。

作業療法では脳卒中(中枢神経系疾患)、骨折(整形外科疾患)などにより身体機能の障害、日常生活上の問題に対して、さまざまな作業、日常生活動作の練習、家事活動(調理・掃除)の練習などを通して生活の再構築を目指します。また、必要に応じて各部門と協力し患者さん宅に訪問し手すりの設置や福祉用具の選定など住宅環境調整をおこない円滑に在宅生活が送れるようお手伝いさせていただきます。
高次脳機能障害の評価・リハビリテーション、地域支援活動、院内の中庭を利用した園芸活動にも力をいれています。


作業療法士

作業療法室

作業療法室

日常生活活動(ADL)へのアプローチ

病棟訓練

看護師が中心となり、自宅退院をめざして歩行やトイレなどの日常生活に必要な動作練習を行っています。

自宅内を想定した訓練




OT・PTが中心となり、自宅内を想定しシュミレーター・物品を利用してADL訓練を行っています。

機能的自立度評価法(FIM)検討会




看護師・OT・PTとで、FIMを用いてADLの状況を確認し、共通のADL目標を設定しています。また必要な動作獲得のため、病棟訓練内容を統一しています。

FIM勉強会




FIMへの知識向上のため、OTが中心となり年2回程勉強会を開催しています。

当院回復期におけるFIM改善度

2014年度2015年度2016年度
入院時FIM74.477.074.2
退院時FIM90.493.692.1
改善度16.016.617.9

家屋訪問

ホームエヴァリュエイション(H.E.)



当院では必要に応じて家屋訪問を実施しています。担当医師、理学療法士、作業療法士(場合によって言語聴覚士、ソーシャルワーカー)が患者さん宅に訪問し、実際場面にて家屋改修の評価・検討や福祉用具の選定、在宅サービス内容の検討をおこないます。ケアマネージャー・業者にも動向を依頼しています。OT、建築士にてH.E.事前検討会も適宜実施しています。

家屋訪問件数平成26年度42件

園芸

OT室前に中庭があり、手作りの花壇に患者さんと花や野菜を植え、植付けや収穫をおこなっています。季節に合わせて野菜や花を選択しており、収穫した野菜は包丁操作の評価や調理訓練などに使用しています。

高次脳機能障害支援

高次脳機能障害専門外来に対応し神経心理学検査評価、リハビリテーションを実施しています。社会参加、就労へと途切れない支援を提供できるよう地域関係職種を招いての高次脳機能障害勉強会の開催(地域支援ネットワーク構築に向けて)、地域支援活動(脳外傷友の会リハビリ勉強会への協力)、静岡県高次脳機能障害相談会への参加・協力などをおこなっています。

tDCSを利用した作業療法

tDCSとは

当院では、入院または外来通院されている患者さんを対象に、tDCS(経頭蓋直流電気刺激)を利用したリハビリテーションを実施しています。
tDCSとは、頭に1~2mA程度の弱い電流を20分程度通電することにより、脳神経の活動を変化させる治療法です。脳卒中後の運動麻痺、精神機能障害、嚥下障害など多様な症状を改善する効果があると期待されています。また、tDCSはリハビリテーションと併用することで、より高い効果の増大が期待されています。
当院では、主に脳卒中後の上肢運動麻痺に対しtDCSを利用した作業療法を実施しています。

tDCS装置について

当院で実施しているtDCSは、損傷側の頭蓋表面に陽極、非損傷側に陰極の電極を貼り付けます。電流の刺激強度は2mA、刺激時間は20分で実施しています。患者さんによってはピリピリと感じることや僅かな発赤を認めることもありますが、現在のところ、重大な副作用の報告はありません。tDCSについては、主治医より適応、効果、副作用について説明を受けることができます。お気軽にお問い合わせ下さい。

治療の流れ

最後に

tDCSにより上肢機能が改善したとの報告はありますが、効果には個人差があり、tDCSを実施したからといって麻痺した上肢が完全に治るわけではなく、リハビリテーションの効果を引き出す一つの手段として行っています。重要なのは、「麻痺した上肢が日常生活に参加できる」ことです。従来の作業療法と同様、患者さん一人一人の目標や生活に合わせたリハビリテーションを取り組みます。
御不明な点は、担当の医師または作業療法士にご相談下さい。

IVES(随意運動介助型電気刺激装置)について

当院ではリハビリテーションで機能訓練の一環としてIVES(随意運動介助型電気刺激装置)を取り入れています。

IVESとは



麻痺した筋力の微弱な活動を電極で感知し,その活動に応じた電気刺激を麻痺した筋肉に与える電気刺激装置です。この装置により、麻痺で弱くなった筋肉の力を補助してくれる為、動かしやすくなります。

目的・効果

麻痺などで動きにくくなった筋肉の収縮を促通し、上肢機能の改善や生活動作への参加につなげる事を目的としています。

使用方法(パワーアシストモード)

*このほかにも、麻痺が重度で筋活動電位が検出できない部位にも使用出来る外部アシストモード等、
6つの治療モードがあります。

当院での使用例




現在、当院では脳卒中を発症し片麻痺を呈した患者さんに対し、作業療法訓練の一環として使用しています。
具体例として、指が上手く伸ばせない方に対し指を伸ばすのに必要な総指伸筋に電極を張り電気刺激を与えます。写真のように実際に、「ものをつかむ動作」などに使用し訓練を行っています。

最後に

ペースメーカーを使用されている方や上肢や手指の拘縮が著しい方など治療の対象とならない場合があります。担当の医師、作業療法士にご相談下さい。